2023年2月7日(火)
いつもと同じ朝が来た・・・
テレビを見ながら朝ご飯を食べて仕事に行かなくては・・・と言う風景。
この先の人生がひっくり返るような事態が起こるなんて全く考えることが出来ない朝でした。
(これを書いているのが2023年7月23日まだまだ事態は継続中です)
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まだまだ寒いこの季節、朝食の時にいつもと違う妻の行動・・・突然に血圧を何度も測っている。
「どうしたの?」
「なんか変なんだよね。全然下がらない・・・」
「いくつ?」
「上が230、何回計っても変らないんだよね。」
「エッ、それは普通じゃないって言うか異常だよ!」
「朝から左足がつまずく感じもあるし、実は昨日の仕事の時もなんか変だったし、土曜日くらいからなんか足が躓く感じがあったんだよね」
「ウソ、おかしいよそれ、とりあえずご飯終わったらすぐに病院に行こう!」
こんな時いつもなら「良いよ、大丈夫だから」って言うのに素直に行くって・・・
3年前コロナ騒ぎの直前心筋梗塞で僕が入院した後に継続して受診している”千葉西総合病院”へ向かいました。
着いてすぐに困ったのは「何科受診すれば良いの?」ってこと。
血圧高いので”循環器科”と思いましたが、総合案内で事情説明し、まずは「内科」へ
看護師さんへ状況をお話しして血圧や体温を計るとすぐに車椅子乗せられてすぐに「脳神経外科へ」の指示、
先生からはすぐに”脳梗塞”の診断。
すぐに検査レントゲンやCT、MRIの手配していたようです。
・・・今にして思えば、たぶん受付時には脳梗塞を疑って準備していたようですね・・・
我々二人は「エッ??」と戸惑っているうちに”入院の手続”
「今からですか?」と言うと当然のように「今からです!」の答え
目の前にいろいろな書類を書かされ、入院の心得は1階に入院窓口があるのでここで話聞いて下さいと。
すぐに妻は検査で車椅子に乗せられて行ってしまい、一人入院窓口へ
今度は入院の書類作成です。
実は僕は心筋梗塞の4年前に”急性小脳炎”にかかり、”運動中枢神経”が影響を受け、今は回復しているのですが、完治とまでは行かずにバランス感覚がなく、片足立ちできません。また右手の指先が若干震え.ペンを持って字を書くと震えてなかなか書くことが出来ないのです。そんな書類の前で戸惑っているときに、”救世主の次男”が会社を早上がりしてきてくれて助かりました。
そのうちに妻も検査から戻ってきて一緒に”入院の説明”をきく際にはなんか少し病状進んでいる感じでもう立つこと出来ない様子。
「看護師さんから病室に入るので行きますね」と言われてそのまま連れて行かれました。
そのあとようやく手続が終わり、帰宅。
帰ると家はいつものまんま。妻が入院したなんて感じられるものはありません。
ただ妻がそこにいないだけ・・・
しかし翌日には実感することになります。
2月8日(水)
朝スマホから電話ありました。
「ベットから動けない」
「右手点滴関係で動かすこと出来ないからLINEできない」
「起き上がるのも無理!」
「このまま死んじゃうかも・・・」
などといつも元気いっぱいの妻のこんな超弱気な言葉は初めてです。」
気持ちを切替えて病院へ
必要な荷物を持って行来ましたがコロナのため面会は出来ません。
その瞬間、3年前に義母の入院を思い出しました。ほぼ毎日のように病院に行くも会うこともできず、結果的には義母の最後にも立ち会えませんでした。電話いただいてすぐに病院に向かいましたがとても間に合う時間ではありません。
妻は入院していて生きてはいるとわかっていても、もしかしたら・・・なんて衝撃の実感でした。
荷物をフロントに預け状態を聞くと、「内線も繋がらないのでお待ちください」とのこと。
朝から行って昼過ぎてもお待ちくださいのまま。
すると14:00頃妻から電話あり。
「左手動かないしろれつも回らない。」
「ベットで起きることも出来ない。」
「ご飯の時はベットを上げてくれるから何とか食べること出来た。」
「ご飯は出たものは全部食べた。」
「荷物受け取っても左手動かないので明けてみること出来ない。」
思うように体が動かないのでかなりストレスになっている様子。
先生からはまだ何も連絡はなく、仕方なく帰宅。
17:25
再度妻から電話ありました。
昼間は慌てて話したのでろれつが回らず聞き取りづらかったけど、ゆっくり話せば何とか聞き取れます。
どうやら顔面も麻痺していて話せないのでしょう。お水飲んでいても口の左側から漏れてしまうらしい。
まだ荷物が届かないのでスマホの充電が心配だとのこと。
とにかく体が動かせないのが辛そうです。
スマホも電話のみで、右手だけではLINEも無理。
何とかいろいろ操作するも右手だけでは思うようにいかずにイライラしている。
目の前(ベットの横)にいれば、直接操作したりアドバイスしたり出来るのですが、ままなりません。
たぶん意識状態はだいぶしっかりしてきたようなので、自分の頭の中のイメージと、実際の体が動かないこととのギャップが受け入れられないのでしょう。
相当不安とイライラが大きいようです。
きっとベット脇にいてあげることが出来たらもっともっと安心させてあげることが出来るのに・・・。このコロナの最中に入院している方達も同じように思っているのでしょう。
自分がコロナ直前に心筋梗塞で入院したときには毎日面会来てくれて安心できたので今の妻の状況が悔しいですね。「コロナ無くなれ!」
2月9日(木)
受付に荷物を預けましたが山のように重なっています。
荷物を持っていくことも出来ないくらい病棟は忙しいらしい。
フロントから内線つないでもらうと、病棟看護師さんが出てくれました。
「現状はベットから起き上がることも出来ません。左手足を動かすことが出来ず、点滴が何本か繋がっており、検査をいろいろ行っています。」とのこと。
「スマホが使えず変なモードになっているようなので見て欲しい。」とお願いしたけどやってくれるか不安。
14:00本人からの電話
心エコーと首の検査(?)したらしい。
トイレにも車椅子で看護師さんに連れて行ってもらったが、片手では何も出来ずい看護師さんだより。
会話は少し落ち着いてきたようです。
15:00続けて電話あり
本人からの状況の説明
・左手左足は全く動かない。
・右手は動くが管いっぱいで自由がきかない。
・起き上がるどころか寝返りも打てない。
・顔の左側も痺れているようだ。
とのこと。少し事態を把握して元気が出てきた様子。
2月10日(金)
朝の定時連絡(?)
状況は変らず。血圧の薬が出たようです。
兄と妹に連絡して欲しい。
仕事場にも復帰が難しいと伝えて欲しい。
と依頼あり。
3日目にしてようやく周りが少しづつ見えるようになったのかな?
10:15
リハビリの先生が来てくれた
無理の内容に進めていきますとのこと
4人部屋だったけど、みんな出ていったので電話しても気にしなくて良いようだ。
電話するときに右手上げるので点滴アラームなってピーピーうるさい。
イヤホン持ってきてくれたので付けたらならなくなった。
ベトに付けるスマホスアームを持っていこう
16:30
病院の先生から電話
「右脳梗塞で毎日MRI検査しているが少しづつ進行している。
現在は立つことも出来ない状態
長期リハビリ入院が必要になるかもしれません。
一応14日の13:00から面談して説明します。」
より心配になってきました。
2月11日(土)
朝の定時連絡
少し動いただけで点滴アラームがピーピー鳴って眠れない。
看護師さんが直してくれた。
電話での話はやはり顔面麻痺も有るようで聞き取りづらい感じ
今日は荷物にマジックハンドとスマホアームを持っていった。
なかなかお願いできないけど、リハビリの先生が来てくれてスマホアームは付けてくれた
4日目なので少しは落ち着いたようです。
2月12日(日)
スマホ問題発生。
イヤホン付けてると充電できない。
息子達が二股のパーツを注文
病室が変って担当看護師さんも変る。
ここの看護師さんはいろいろと気を使ってくれて親切だって喜んでいた。
病人にとっての看護師さんて重要だね。
でも前の部屋付きの看護師さんは本当に忙しかったんだろうね
状況は入院前から大便がでていないと伝えたら「麻痺があるからかなあ?」と言ってたそうです
体の自由きかないし、力入れること出来ないのかな?
今日はリハビリを少しした。
先ずはベットから車椅子に乗ることが困難。
手すりにつかまって立ってみたが、足に力が入らない。
腕は肘から何とか肩までは上がるが、肘からさきは動かない。
血圧200以下にならないとリハビリもろくに出来ないらしい。
血圧の薬は出たようなのでもう少し落ちると良い。
今日の電話は亜少し体動かしたせいか、少し声が元気そう。
2月13日(月)
よく眠れない様子
でも「ベットが硬いので交換して欲しい」:とか「牛乳とヨーグルトを交換して欲しい」とかリクエスト言えるようになったみたい。
入院して1週間、すこし慣れてきたかな。
トイレは看護師付きの車椅子ですが、あまりに忙しいので
「おしめにしてください」と指示。
便秘気味だった便通も今日は2回行ってスッキリした感じ。
血圧も160くらいまでは落ちてきたみたいです。
怒濤の1週間でしたが、こんなことってあるんですね。
他人事では聞いていましたが、自分のことになるとは考えてもいませんでした。
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